物語にしたいくらいの長さを短歌のまとまりに込めなければならず、短歌にしたかった気持ちをきれいに排除して川柳に、川柳にならなかったことばはただの感嘆符となって口からたまにこぼれる。
    
口数がどんどん減っていって、57577も言うことがない。17音しか話せなくなって、でも逆に口数は増えているのかもしれない。
    
おにぎりにするとおいしくなくなるふりかけ、おにぎりにするとおいしくなるふりかけ。
    
なんの旗を振ったらこの疎外感が伝わるだろう。同じことばを話せても、同じことばを話すことはできない。
    
ほとんどひとりっ子だから、自分だけの秘密基地でひとりで遊んでいたいのかも。

7年くらい動いているツイッターのアカウントは思い入れがあるけど、もう世紀末かもしれない。
現実で目まぐるしくがんばっていても、なんか違うなと思うとき、あのアカウントを開くと本来のかたちを取り戻せるような気がして、存在がありがたかった。

でも、ツイッターの改変を抜きにしても、見てくださっている方が増えたり、オフラインで会ったことがある方も増えたりして、それは本当にうれしくて得難いものだけど、同時に何か失ってしまったものもある気がする。

それを取り戻せる場があったらいいなと思っていたので、ここですこし深く潜ってみたい。

あれもこれも欲張りなほうなので、とりあえずは現状アカウントのあるsnsはあいまいに使い分けながら、すべてすこしずつ動かしておく。
残ったものが、長く続けばいいと思う。
    
「寿命以上の夢をつめこまれた魂/とても大きな欠陥なのでしょう」

雪舟えま『地球の恋人たちの朝食』
    
異質なものに出会いたいのに、同じようなものばかりだと思う。でも本当に出会ってしまったら、モンスターのようにこわい。
    

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