勉強したくなる本。産む気持ちになるための本。
    
占いより、人生が先。感情より意図、言葉より今。
    
世界が輝いて見える時、それは上野の公園だった。桜が咲くと人生が変わるのだという。
    
詩に天使が出てきたら、またかと思うだろうか。でも、それはしかたない。天使は紛うことなくわたしたちのことなのだから。
    
なにがそんなに許しがたかったのか、忘れちゃった。わたしもあなたも、もう間もなく寿命が尽きるひとも、だれもが完璧になる途中で、それでいて完全体なんだ。
    
わたしはニセモノの本好きだと思うときがある。ニセモノの本好き、ニセモノのロックンロール。

    
みんなが好きなものをわたしも好きになりやすいけど、わたしの話をするとあまりみんなにわかってもらうことはできない。
    
口数がどんどん減っていって、57577も言うことがない。17音しか話せなくなって、でも逆に口数は増えているのかもしれない。
    
おにぎりにするとおいしくなくなるふりかけ、おにぎりにするとおいしくなるふりかけ。
    
なんの旗を振ったらこの疎外感が伝わるだろう。同じことばを話せても、同じことばを話すことはできない。
    
異質なものに出会いたいのに、同じようなものばかりだと思う。でも本当に出会ってしまったら、モンスターのようにこわい。
    
冬の匂いがしてきた。だいすき。
    
はじめて会うのに、裸を見たことがある気がする。人に対する解像度が低いから、ここではじめて会う人が昔仲良かった人みたいに思えて、気づいたら友だちのように気軽に話しかけていた。
    

or 管理画面へ